2020年1月28日から吹田市が、再生可能エネルギーの「電力のグループ購入キャンペーン」を始めます、というニュースを見たのですが、
「電力のグループ購入キャンペーン?どういうこと??」
ちょっとよくわからなかったので調べてみました。
このあと詳しく書いていますが、簡潔に言うと、
「みんなで太陽光とか風力とかのエコな電気を買って、ついでに電気代も下げようぜ!」
みたいなキャンペーンです!
吹田市の「電力のグループ購入キャンペーン」とは
先ほど書いたように、「電力のグループ購入キャンペーン」は、太陽光とか風力とかのエコな電気をみんなで買って、家計にも地球にも優しいことをしませんか?といった内容のものです。
この電力のグループ購入キャンペーンの対象者は、一般家庭や個人事業者。
仕組みは次のようなものです。
文字で説明するよりも、図で見た方がわかりやすいと思います。
なので、図を作ってみました。
順番立てて説明すると、以下のようになります。
- 吹田市が太陽光や風力などの再生エネルギー電力の購入者を募集する
- 吹田市が電力事業者を募集する
- 電力事業者の募集に応募してきた事業者の中から、最も価格が安い会社を吹田市が選ぶ
- 事業者が①で応募してきた一般家庭や個人事業者に、電気料金の見積りを出す
- 見積りを確認した上で、電力会社を切り替えるかどうかを選ぶ
なぜ吹田市は電力のグループキャンペーンを実施するの?
吹田市が「電力のグループ購入キャンペーン」をやる目的なんですが、環境に配慮した電気を使うことによる、温室効果ガスによる地球温暖化の抑制のようです。
温室効果ガスの問題は、16歳の環境活動家、グレタ・トゥンベリさんによる演説が話題になりましたよね。
電気の発電方法には、火力発電・原子力発電・水力発電・風力発電・太陽光発電などがあります。
で、日本で採用されている電気の発電方法は、8割以上が二酸化炭素を排出する仕組みなんだそうです。
発電方法の8割以上が二酸化炭素を排出する仕組みはまずいでしょ…という声が多い。
気象庁のホームページにも次のような記載があります。
20世紀半ば以降に見られる地球規模の気温の上昇、すなわち現在問題となっている地球温暖化の支配的な原因は、人間活動による温室効果ガスの増加である可能性が極めて高いと考えられています。
このままでは、かなりまずいみたい…
そこで立ち上がったのが、我らが吹田市です!
「二酸化炭素を含む温室効果ガスが環境に良くないから、吹田市のみなさんエコな電気を使いましょうよ!」
「みんなで電気を買えば、電気代も安くなるかもしれませんよ!」
というのが、電力のグループ購入キャンペーンが実施される目的のようです。
ちなみに、この電力のグループ購入キャンペーンのような仕組みは、西日本では初めての試みなんだとか。
吹田市って凄いんですね!!
電力のグループ購入キャンペーンは本当に得になる?
電力をグループで購入(まとめて購入)することで、値段を抑えて環境に優しい電力の普及を推進するキャンペーンですが、
見積もりを見るまでは、電気代が安くなるかどうかはわからないようです。
キャンペーンに登録したからといって、必ず電力会社の契約を変える必要はありません。
契約しない限り、登録情報が電力会社に伝わることもないそうなので、関心がある方は、一度登録してみるといいかもしれませんね。
現在は仮登録の受付をしていて、1月28日から本登録が始まるようです。